サスペンション類

【NISMO R-tuneサスペンション】

 サーキット走行が気になり始め、 雑誌を見ていたときに 「ER34はサスペンションを交換するだけでサーキット走行も対応できる」 なんて記事が目に留まり、 本品の売り文句である 「サーキット仕様」 という言葉で購入を決めました。
 使用感ですが、 正直「かたい」です。 舗装ががたがたのところを走ると車がはねます。 一時(サーキット走行時)の快楽のために日常を犠牲にしてしまったというのが正直なところです。

(追記)
 本サスペンションは、前9kg・後8kgのバネレートだったのですが、 どうしてもサーキットでのタイヤ片減りが気になって、2007年にHKS関西サービス(現Kansaiサービス)さん に相談して、前12kg・後9kgに変更しました。
結果、サーキット走行では抜群の動きを見せましたが、さすがにここまで来ると、 日常走行は・・・まぁ、推して知るべしということで。

【NISMO スタビライザーキット】

 鈴鹿サーキットでのプロ同乗走行で指摘された 「ロールが大きい」 という点について、 車高を落とすのではなくスタビライザーで押さえつける為に、 近所のディーラーで注文・取り付けしました。

 効果ですが、 町乗りだとほとんど影響を感じません。 元々サスペンションのばねレートが9kg/8kgと強めで、 且つ多少でも車高を落としているので、 町乗りレベルのコーナリングスピードだとそれほど変わらないというのが 正直な感想です。

【NISMO テンションロッド】

NISMO テンションロッド

 私の車は、納車後1年半 (走行距離25,000km前後) に一度テンションロッドを純正交換 (保障対象) しています。 その時ディーラーの方に言われた、 「スカイラインってテンションロッドが泣き所の一つなんですよ」 という言葉が走行60,000km超えて気になり始め... 「どうせ変えるなら、強化タイプ」 と考え取り付けしました。

 取り付け後は、 以前から気になっていた 「高速道路100km/h前後のハンドルのぶれ」 が微振動のレベルまで抑えられているような気がします。 ただ、それ以外は差が無いように思います。

【NISMO サーキットリンクセット】

 RE-01の頃から、 サーキットを走ると外側が減っていくのが気になっていた (溝の深さを数箇所測って計算すると、 大体1.5度~2度ぐらいの角度で外べりしてます) ので、 タイヤの実質寿命UP (片減り無ければ、もう数回は持つはず) を目論んで導入しました。

 実際に取り付けてサーキットを走行してみましたが、 相変わらず片減り(外減り)します。 アライメント云々を考えるのであれば、 調整できるアッパーリンクをつけて調整したほうが良いかもしれません。 ただ、走行に関しては多少なりと回頭性がよくなった気もします。

タイヤ・ホイール

【BRIGESTONE RE-01(F/R:225/45-17)】

BRIGESTONE RE-01

 二度目のサーキット走行で純正タイヤが思いっきり痛み、 乗り心地が最悪な状態になってしまったのをきっかけに買い替えしました。

 期間にして、約2年弱、サーキットを30回走行しましたが、 効き具合の変化の無さには感心します。 シビアな見方をすれば、 年月が過ぎ、減りも進めばグリップ力は落ちていくものですが、 私程度の技術なら走行経験による経験値アップの作用が大きかったようで、 最後の最後までタイムを更新し続けてくれました。
 最終的に前後ローテーションと左右組み換えを組み合わせて、 2003~2004年の間(ドライ:392周、ウェット:86周)使用し交換しました。 サーキットの履歴のページのラップタイムと合わせて参考にしていただければと思います。

【BRIGESTONE RE-01R(F/R:235/45-17)】

BRIGESTONE RE-01R

 度重なるサーキット走行でRE-01が使用限界を迎えたため、 その後継品であるRE-01Rを注文・取り付けしました。 サイズについてですが、 元々8.5Jというホイールサイズを選んだのは235を収めるつもりだったことから、 思い切って幅を235にサイズアップしました。

 町のりではそれほどRE-01と差は感じないのですが、 サーキット走行では、確実にグリップ力が上がっていることを体感できます。 ただ、その性かどうか分かりませんが、 減り具合はRE-01よりも激しく、 前後ローテーションと左右組み換えを組み合わせて、 サーキット200~240周辺りで交換しています。
(※ただし、RE-01の頃とはラップタイムに差がありますので、ご注意を)

【YOKOHAMA ADVAN Neova AD07(F/R:225/45-17)】

 RE-01Rの溝が使用限界に近づいていた中、関東への転勤が決まり、 とりあえず何はともあれ溝のあるタイヤを・・・ということで交換しました。
このタイヤではサーキット走行をしていないので、グリップがどうなのか等は、 全くわかりませんが、少なくとも交換して車を手放すまでの概ね5年間、 溝も十分持っていましたので、街乗りのみに関しての耐久性は十分だと思います。

【ENKEI RPF1(F/R:17inch 8.5J+30)】

ENKEI RPF1

 RE-01を装着していた時に、 タイヤの方減りを補う目的でタイヤの組み換えをした時、 ついでに注文・取り付けしました。

 取り付けた感じからすると、 少々サイズについて冒険しすぎたようです。 後々235幅のタイヤを想定していたため、リム幅8.5Jを探したところ、 該当のホイールは8.5J+30しか適合サイズがないので、 そのサイズで注文したのですが、 フロントは微妙にはみ出しているような気がします。 ただ、車検も普通のディーラーで大丈夫だったので許容範囲なのかもしれません。
(本当は「8.0J+30」か「8.5J+35」ぐらいがちょうどいいのかもしれません)

【ENKEI RACING RS+M(F/R:17inch 8.5J+30)】

ENKEI RACING RS+M

 前述のRPF1のリムが傷だらけになったことと、 今後のSタイヤ導入を想定し「先行投資」としてタイヤ交換に合わせて取り付けしました。

 サイズについては、RPF1とまったく同じ「17inch 8.5J+30mm」としたのですが、 ホイールのデザインのためか、量販店では 「はみ出しているため施工できません」 とお断りされました (通信販売で購入し、取り付けのみをお願いしたためかもしれません)。 ただし、その後ディーラーでお願いしたところ 「ぎりぎり何とかなってますよ」 というお話でした。

 RPF1でも感じましたが、やはり 「17inch 8.5J+30mm」 と言うサイズはかなり冒険のサイズで、 車の個体差によっては、フロントは駄目かもしれませんので、 注意されたほうが良いかと思います。

【ENKEI RPF1(F/R:17inch 8.0J+35)】

 初めは車検OKだったRPF1及びRS+Mが、終盤軒並み車検NG(ツライチNG)となってしまったため、 車検に対応させるために変えたホイールです。

基本はRPF1(F/R:17inch 8.5J+30)と全く変わりません。ただ、たった1cm奥に入っただけですが、 結構見た目は変わりました。タイヤが引っ込んだ感じで少しさみしかったり・・・
一時は5mmスペーサーも考えましたが、結局車を手放すまでそのままでした。

ブレーキ系

【PFCブレーキパッド(ストリート)】

PFCブレーキパッド(ストリート)

 サーキットに行くことを決めて色々調べていた時、 PFCの解説に書いてあった 「PFCはフェードしません」と「PFCはローターをいためません」 という売り文句で装着したものです。 実際使用してみると、 町乗りではほとんど純正のパッドと使用感が変わりません。 特別効くわけでなく、それでいて癖も無いです。

 最終的にサーキットを30回走行しましたが、 ブレーキの効きに関しては、フェードらしい感触は感じられませんでした。 ただ、走行開始直後は多少効きが甘いような気がしますので、 1~2周程度は慣らしながらの走行になります。
 そしてパッドの交換頻度ですが、 前述の走行状態でフロント×4回、リア×2回交換しました。
 最後にローター攻撃性に関しては、 フロント3回目の交換直前にひずみが出て交換しましたが、 これはパッドというよりは多分私の走り方が悪かったような気がします。 ひずみの出た時のサーキット走行(24走目)は、 インラップの一発目からいきなり急制動... 思い出すとこの瞬間からブレーキ時に振動が出ていたような気がします。

 以上のように、不満らしい不満は無かったのですが、 気になっていたのがパッドの痛み方です。 交換直前には、表面が本当にボロボロ(摩材にクラックが・・・)になっていました。 ストリート用ということで、適用温度は0~550度の範囲なのですが、 ちょっと高温側の温度域が高めのものをチョイスした方が 良かったのかもしれません。

【NISMO R-tuneブレーキパッド】

NISMO R-tuneブレーキパッド

 特に目立ったトラブルも出てなかったためPFCのストリートを延々使用していたのですが、 交換直前のパッドの痛み方とローターの鱗模様、 そして、終盤連続して発生していたジャダーが気になりこのパッドに交換しました。

 町のりでの使用感ですが、 ローターとの当たりが付き始めると結構いい感じで効いてくれます。 当時、ローターとセットで新品にしていた所為かもしれませんが、 まるでローターとパッドが吸い付いていくような感じでした。 ただ、効き方に癖があるような... PFCのストリートだと踏んだ時の制動力がそのまま持続する感じですが、 R-tuneだとスピードが落ちるにしたがって制動力が上がっていく感じがします。
 それから、サーキットでの使用感ですが、私にとって十分な制動力があります。 RE-01Rとセット交換したとき、タイヤとの相乗効果かもしれませんが、 ストレートエンドでのブレーキの安心感が全然違いました。

 ただし、ジャダー云々は、結局NISMOでも発生しました。 といっても、PFCにしてもNISMOにしても、ジャダーが出だすのはローターを 使い込んだ後なので、余り気にしていません。
(夏場に使い込むとジャダーの出る確率が上がる気がします)

ガイド
日産スカイラインER34